排尿したにもかかわらず尿が出きらずにすっきりとしない状態を残尿感と言います。
原因は大きく二つに分けられます。一つは膀胱や前立腺、尿道といった尿の通り道の病気で、もう一つは排尿を司る神経の病気です。
長引く残尿感の主な原因は、男性では前立腺肥大症、女性では過活動膀胱です。その他では糖尿病による神経因性膀胱が原因になっている人も少なくありません。
残尿感を良くするには医療機関での適切な治療が必要です。
前立腺肥大症では薬物療法もしくは手術、過活動膀胱では薬物療法、神経因性膀胱では薬物療法と自己間欠導尿といったように、原因によって治療法が異なります。
相談先としては、泌尿器科が最適ですが、内科や産婦人科に定期受診している人は、まずはかかりつけ医に相談してみても良いです。