神戸市灘区（循環器内科）の病院・診療所

私は20年以上にわたり、市民病院などで心臓、血管、その他さまざまな病気の方の診療に携わってきました。病院では心臓、血管の病気で救急搬送された重症患者さんの管理の他に、他の疾患で入院された重症患者さんの全身管理も行っておりました。その中で、長い入院生活の後、病気がせっかく改善しても体力的に衰えてしまい　自宅で生活することが難しくなってしまう状況に遭遇することも多々ありました。そこで、高齢であっても、病気が重篤であっても、入院後可能な限り早期から積極的にリハビリを行うことで、退院後自宅で生活できるようにと病院メンバーとともに心臓リハビリ部門の立ち上げも行いました。 一方で重篤な病気を発症する前のもっと早い段階から高血圧、高脂血症、糖尿病、その他慢性疾患の管理をしっかりと行い、さらには日頃から健康的な食事習慣、運動習慣を持ち健康的な生活を送ることの重要性を日々感じております。お一人おひとりの異なる環境に寄り添って耳を傾けながら、皆様の健康で幸せな生活の実現に尽力して参ります。

心臓や血管に関する病気を診断・治療するのが循環器内科です。 胸の痛み、胸の不快感、息切れ、動悸、脈の乱れ、足のむくみ等があれば、循環器に関係する病気が隠れているかもしれません。 対象となる病気は、狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、心不全、不整脈、動脈瘤、深部静脈血栓症、高血圧症、脂質異常症等があげられます。 動脈硬化が原因となる虚血性心疾患（狭心症、心筋梗塞）は、発症させない（一次予防）、再発させない（二次予防）ために、危険因子である高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙などの管理が重要になります。 また、超高齢化社会を迎える日本では、心不全を患う患者様の増加が懸念されており、心不全の悪化を未然に防ぐ様々な管理（内服治療、危険因子の管理、食事療法、運動療法など）が重要視されています。 当院では、循環器専門医による適切な治療介入と指導、専門病院との連携により、このような病気の治療だけではなく予防にも力をいれております。