患者さんの訴えに真摯に耳を傾け、丁寧に診察することで、必要最小限の検査で正確な診断に繋げます。その結果から的を射た治療方針を立て、一連の過程を共有しながら、それを解り易く説明します。 発熱のみで抗生物質を処方するなど、もっての外です。発熱を伴う感染症のうち、9割近くが抗生物質の必要ないウイルス性の風邪だからです。従って抗生物質は病歴・診察・検査所見より、細菌感染症が強く考えられる場合にのみ使います。一方、ウイルス性の場合は漢方薬を上手く使いながら、効果的に治療します。 また、風邪を引きやすい子どもさんには、体質改善の漢方薬を使って自然治癒力を高める治療を行い、効果を上げています。