医社）燈心会 ライトメンタルクリニック

※「経頭蓋直流電気刺激（tDCS）」について

・日本国内において、医薬品医療機器等法上の承認を取得していません。

・医師等が、個人輸入により入手したものです。

　個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は次のURLをご確認ください。

　https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html

・国内においては上記の未承認医薬品等と同一の成分や性能を有する承認されている医薬品等はありません。

・①皮膚への影響

tDCSによる一般的な副作用として、皮膚のチクチク感、かゆみ、軽度のやけど感が報告されています。ただし、これらは通常一時的で深刻なものではありません (Paneri et al., 2016)。

②脳血管調節機能への影響

一部の研究では、tDCSが脳の血管調節機能（vasomotor reactivity）を一時的に低下させる可能性が示されています。特に脳血管疾患を持つ患者では、これはリスクとなる可能性があります (List et al., 2015)。

③長期的な安全性の不確実性

長期間または高強度での使用による潜在的なリスクや脳への長期的影響については十分に解明されておらず、不明確な点が多いです (Bikson et al., 2016)。

④自己使用に伴うリスク

tDCS装置の自己使用では、適切な電流設定や使用方法が守られない場合、重大な健康リスクを伴う可能性があります (Wexler, 2017)。

⑤その他

海外では耳鳴りや神経過敏、被刺激性亢進などのリスクも報告されています。また、頭蓋内電極留置後やペースメーカー留置後の方は、誤作動を誘発する恐れがあります。

・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度等の対象外となります。